Yahoo!知恵袋が進化、AI回答機能にAnthropicのClaude 3を追加し、多様な回答を提供
LINEヤフーが運営する「Yahoo!知恵袋」は、ユーザーの質問に対してAIによる回答を提供する「AI回答機能」に新たな追加を行いました。
今回、Anthropicが開発した生成AI「Claude 3」が新たに加わりました。これにより、ユーザーは従来のAI回答機能に加えて、さらに多様な視点からの回答を得ることが可能になります。
「Yahoo!知恵袋」は、2023年11月にOpenAIの生成AIを導入し、試験的にAI回答機能を提供し始めました。
導入以来、この機能は75万件以上の質問に対して回答を提供してきました。
Claude 3の追加により、ユーザーの質問には従来のOpenAIの生成AIに加えて、AnthropicのClaude 3からの回答も得られるようになりました。
これにより、ユーザーは二種類の生成AIによる多様な回答を比較しながら利用することができます。
Claude 3の導入は、Amazon Web Services(AWS)の生成AIサービス「Amazon Bedrock」を通じて実現しました。
質問投稿時には、ユーザーが生成AIによる回答を表示するかどうかを任意で選択できる仕組みになっています。
これは、ユーザーの利用状況やニーズに応じて柔軟に対応するための機能です。
生成AIによる回答が投稿された後でも、従来通りユーザーによる回答の投稿は可能です。
これにより、質問者は生成AIによる回答と他のユーザーからの回答の両方を確認し、比較することができます。
生成AIによる回答も、質問者が満足した回答を選ぶ「ベストアンサー」の対象となります。
これにより、質問者は多様な視点から得られる回答の中から最も役立つものを選び出すことができます。
この新しいAI回答機能の導入は、Yahoo!知恵袋の利用者にとって非常に有益です。生成AIが提供する多様な回答は、迅速かつ正確な情報を求めるユーザーにとって大きな助けとなるでしょう。
また、ユーザー同士のコミュニケーションも促進されるため、より豊かな知識共有の場としての役割も強化されます。
「Yahoo!知恵袋」のこの進化により、ユーザーはAIと人間の知識を融合させた新しい形のQ&A体験を享受することができます。
AIの導入は、知識の幅を広げ、より正確で多角的な情報提供を可能にします。さらに、Claude 3の追加により、AIによる回答の精度とバリエーションが向上し、利用者の満足度も高まることが期待されます。
今後もYahoo!知恵袋は、利用者のニーズに応じた機能の充実と改善を続けていくことでしょう。
AI技術の進化とともに、より便利で使いやすいサービスを提供することを目指しています。
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