1700万円詐欺被害:「儲ける」の罠。FacebookからLINE誘導

尾花沢市に住む70代の男性が、SNSのFacebookを通じて1700万円以上の詐欺被害に遭ったことが明らかになりました。

今年3月下旬、この男性のFacebookに、マレーシア出身と名乗る女性からメッセージが届きました。

女性は貿易の仕事をしていると述べ、男性とLINEでのやり取りを始めるようになりました。

その後、女性は「投資の先生」と名乗る人物を紹介しました。

この人物は、FX(外国為替証拠金取引)や金の取引で儲けることができると話し、男性に特定の口座に100万円を送金するように指示しました。

男性は指示に従い、送金を行いました。

さらに、男性は金の購入や出金にかかる手数料などの名目で追加の資金を求められ、最終的に1732万円を詐取される結果となりました。

同様の手口による被害は他にも報告されており、山形市では60代の男性が775万円を、長井市では30代の女性が90万円を、新庄市では50代の男性が約80万円をそれぞれ騙し取られています。

警察は、「必ず儲かる」「元本保証」などといった甘い言葉に騙されないよう、詐欺の可能性が高いと警告しています。

注意を促すため、警察は被害に遭わないように慎重な対応を呼びかけています。