GoogleのウェブブラウザChromeに、新しい機能が追加されました。この新機能は、他のアプリで開いているウェブコンテンツのタブを、ピクチャーインピクチャー(Picture-in-Picture, PinP)形式でミニ表示できるもので、とても便利な機能です。
以下では、この新機能の使い方と対応環境について詳しく説明します。
使い方&使える環境
この新しいピクチャーインピクチャー機能の使い方は非常に簡単です。まず、Chromeブラウザ内でカスタムタブを使用している際に、ツールバーから下向きの矢印アイコンをタップするだけです。
これで、選択したコンテンツがピクチャーインピクチャー表示に切り替わります。この状態で表示されたコンテンツをタップすると、元の大きな表示に戻すことができます。
しかし、この機能はすべてのユーザーがどこでも使えるわけではありません。このピクチャーインピクチャー機能は、Android用Chromeのカスタムタブ機能の一部であり、したがってAndroidユーザーのみが利用可能です。
また、Chrome内での機能であるため、たとえばInstagramなどの別アプリの内部ブラウザでは使用できません。
ピクチャーインピクチャーとは?
ピクチャーインピクチャー(PinP)とは、動画表示においてよく見られる便利な機能です。動画を小さな別枠で再生しながら、アプリ内または異なるアプリを操作することができます。
これにより、マルチタスクが非常に効率的になります。例えば、YouTubeではピクチャーインピクチャー機能が(日本では)有料のプレミアム会員向けの機能として提供されています。
この機能の便利さから、多くのユーザーが有料であっても利用したいと考えています。
カスタムタブとは?
カスタムタブは、Android用Chromeで利用できる特別なブラウジング機能です。これにより、アプリ内でブラウザを開く際に、より高速かつ安全にウェブコンテンツを表示することができます。
カスタムタブは、開発者が特定のウェブサイトやコンテンツをアプリ内でシームレスに表示するために使用されます。
今回のピクチャーインピクチャー機能は、このカスタムタブの一部として提供されるものです。
新機能の背景と期待
この新機能の背景には、現代のユーザーが求める利便性とマルチタスク能力の向上があります。
特に、モバイルデバイスの利用が増加する中で、複数の作業を同時に行う需要が高まっています。ピクチャーインピクチャー機能は、その需要に応えるために設計されました。
Chromiumブログでは、「これは、Chrome内での変更です。他のブラウザも近しい機能ができるといいですね」と締めくくられています。このコメントは、他のブラウザにも同様の機能が広がることへの期待を示しています。
実際、この機能は動画に限らず、一般的なウェブブラウジングにおいても多くのユーザーが求めるものであり、今後の標準機能となる可能性があります。
まとめ
Google Chromeに新しく追加されたピクチャーインピクチャー機能は、Android用のカスタムタブ機能の一部として提供され、ユーザーに大きな利便性をもたらします。
この機能により、ウェブコンテンツを小さなウィンドウで表示しながら、他の作業を行うことができ、マルチタスクがより効率的になります。
Chromeブラウザの新機能は、今後のブラウジング体験を大きく向上させることでしょう。
他のブラウザにも同様の機能が広がることを期待しつつ、この便利な新機能をぜひ活用してみてください。
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