北朝鮮、風船で再び対抗措置 – 韓国軍が最新の動向を発表
2024年6月8日夜、韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が韓国に向けて複数の風船を飛ばしたと発表しました。
この風船には、ごみやその他の物がぶら下げられており、韓国国内で大きな注目を集めています。
北朝鮮の風船攻撃の背景
今回の風船攻撃は、韓国の脱北者団体によるキム・ジョンウン(金正恩)総書記を批判するビラの散布に対する報復とみられます。
北朝鮮は、先月から繰り返し韓国に向けて風船を飛ばしており、これが3回目となります。
韓国の脱北者団体は、北朝鮮の人々に向けて、総書記を批判するビラや韓国の情報を含むUSBメモリーを風船で送る活動を続けています。
風船の動きと今後の影響
合同参謀本部の発表によると、8日夜11時の時点で、これらの風船はソウル近郊の京畿道(キョンギ道)北部から東に移動しているとのことです。
また、風の流れによって、これらの風船が南に向かう可能性も指摘されています。
北朝鮮の声明と矛盾
興味深いことに、北朝鮮の国防次官は今月2日に、風船を飛ばす行為を中断すると発表していました。
しかし、その際には「韓国が北朝鮮を批判するビラを飛ばした場合、100倍の量の紙くずと汚物を飛ばす」と警告していました。
この発言からも、北朝鮮の今回の行動が、韓国からのビラ散布に対する直接的な報復であることが伺えます。
韓国の対応と緊張の高まり
韓国側でも、脱北者団体が今月6日に再びキム・ジョンウン総書記を批判するビラやUSBメモリーを風船で北朝鮮に送る活動を行っています。
このような背景から、北朝鮮の風船攻撃は、韓国側の行動に対する対抗措置と見られます。
加えて、韓国政府は軍事境界線付近での大音量スピーカーによる北朝鮮への宣伝放送の再開を検討しています。
この動きは、南北の緊張をさらに高める可能性があります。
両国間の対立が深まる中で、今後の展開に注目が集まります。
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