X(旧Twitter)、いいねを非公開に変更:ユーザーのプライバシーと安全性を強化

X(旧Twitter)、いいねを非公開に変更:ユーザーのプライバシーと安全性を強化

X(旧Twitter)は6月12日、ユーザーのプライバシーと安全性を向上させるための新たな仕様変更を発表しました。

今週中に、ユーザーが「いいね」(like)を非公開化する措置を取るとのことです。

この変更により、ユーザーが「いいね」した投稿は自分自身には表示され続けますが、他の人からは見えなくなります。

変更の背景と影響

この決定は、「いいね」機能に関する長年の議論を受けて行われました。

従来、「いいね」はユーザーが特定の投稿に賛同を示す手段として広く利用されてきました。

しかし、この機能はプライバシーの問題を引き起こすこともありました。

特に、ユーザーがどの投稿に「いいね」したかが他の人に見えることで、個々の興味や関心が公にされてしまう懸念がありました。

今回の変更により、ユーザーが他人からの監視を気にせずに「いいね」を使えるようになり、自分の好きなコンテンツを安心して「いいね」できるようになります。

これにより、ユーザーのプライバシーがより一層守られることになります。

「いいね」の新しい使い方

変更後も、自分が投稿したコンテンツに付いた「いいね」数や、それに「いいね」したユーザーは確認できます。

ただし、他のユーザーが他の投稿に対して「いいね」したかどうかは確認できなくなります。

これにより、個々の「いいね」行動がよりプライベートなものとして扱われるようになります。

「いいね」と誤解

「いいね」は、ユーザーが特定の投稿をブックマークや自分の記録用に利用するケースもあります。

しかし、「いいね」という名称から、投稿に対して賛同しているという誤解が生じることもありました。

昨年、Xはプレミアムユーザー向けに「いいね」タブを非表示にする機能を提供し、これもプライバシー保護の一環として評価されました。

イーロン・マスク氏のコメント

この仕様変更に関して、Xのオーナーであるイーロン・マスク氏は、「ユーザーが他人から攻撃されることなく、自分の気に入った投稿に『いいね』できることが重要だ」と述べています。

彼のコメントは、ユーザーの自由な表現と安心してソーシャルメディアを利用できる環境作りの重要性を強調しています。

この新しい「いいね」の非公開化によって、Xはユーザーに対する保護を強化し、より安心して利用できるプラットフォームを目指しているのです。

でも、「いいね」は非公開にしなくても良くないか?SNSの醍醐味なのに…


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