LINEの詐欺対策強化:友だち追加やトーク開始時に注意喚起、新たに「なりすまし」「詐欺」通報機能も追加

LINEの詐欺対策強化:友だち追加やトーク開始時に注意喚起、新たに「なりすまし」「詐欺」通報機能も追加

LINEヤフーは、2024年6月13日、人気コミュニケーションアプリ「LINE」での詐欺行為を撲滅するための新たな対応策を発表しました。

警察庁、金融庁、消費者庁、国民生活センターなどの公的機関と協力し、詐欺防止への取り組みを強化しています。

既存の詐欺防止施策

これまでLINEは、詐欺に対する防止策として、以下のような対策を実施してきました。

詐欺に関する注意喚起サイトの公開・周知

ユーザーが詐欺の手口や予防策を学べる特設サイトを開設。

システム検知と人の目によるモニタリングの強化

自動システムと人力による二重のチェック体制を整備。

著名人などになりすましたアカウントへの対応

偽アカウントを見つけ次第対応し、ユーザーを保護。

投資詐欺に利用されるオープンチャットの削除と利用停止措置

詐欺目的で使われるオープンチャットを削除し、関与するユーザーの利用を停止。

広告の事前審査と掲載後のモニタリング

広告内容を事前に審査し、不適切なものが掲載されないようにチェック。

新たな4つの対応策

今回、新たに導入された4つの対応策は、さらに強力な詐欺防止を目指しています

1. 注意喚起の表示

未認証アカウントの友だち追加時や、友だち以外のユーザーとのグループトーク追加時、1対1のトーク開始時、アカウントの友だち追加時(プロフィール)、オープンチャット参加時などの重要なタイミングで「LINEを悪用した詐欺にご注意ください」という警告メッセージを順次表示します。

2. 通報理由の細分化

1対1のトーク、グループトーク、LINE公式アカウントにおいて、「なりすまし」や「詐欺」という具体的な通報理由を追加し、モニタリング体制を強化します。

3. アカウント開設時の認証強化

6月以降、LINE公式アカウントの開設時における認証手続きを厳格化し、詐欺アカウントの作成を未然に防ぎます。

4. 公的機関との協力による注意喚起素材の提供

印刷物やデジタルサイネージなどで利用できる、詐欺への注意喚起素材を作成し、公的機関と連携して提供する予定です。

今後の展望

これらの新しい対策により、LINEはユーザーが安心して利用できる環境をさらに強化します。

詐欺行為を未然に防ぎ、ユーザーの信頼を確保するために、今後も警察や消費者保護団体との協力を継続し、より効果的な対応策を導入していく方針です。

LINEは引き続き、ユーザーの安全を第一に考えたサービス提供を目指していきます。


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