Microsoftは、Windows PCとAndroidデバイス間でのファイル共有をこれまで以上に簡単にする新機能を発表しました。
この新機能は、Windows 11 Insider Previewビルド22635.3785 (KB5039319)のベータアップデートとして、Windows Insiderプログラムに参加しているユーザー向けに展開されます。
この機能を利用すると、Windows PCからAndroidスマートフォンにファイルを共有する際、Windowsのファイル共有オプションにスマートフォンの検索アイコンが表示されるようになります。
しかし、このアイコンが表示されるのは、PCとAndroidスマートフォンがペアリングされている場合のみです。
ペアリングを行うには、Androidスマートフォンに「Windowsにリンク」アプリをインストールし、設定する必要があります。
ペアリングが完了していると、ファイルを共有する際に、クイック検索で自動的にスマートフォンのアイコンが表示され、簡単にファイルを転送できます。
現時点では、この新機能はベータテスターのみが利用可能です。
しかし、ベータチャンネルでの展開が開始されたことから、近い将来、安定版として一般のユーザーにも提供される可能性が高まっています。
さらに、今回のアップデートには、ファイル共有の機能拡張だけでなく、スタートメニューやデスクトップのSpotlightに対する新機能の追加も含まれています。
例えば、Spotlightの新しい画像や情報がスタートメニューに表示されるようになり、デスクトップのカスタマイズ性が向上しました。
この他にも、多くのバグ修正やパフォーマンス改善が行われており、Windows 11のユーザーエクスペリエンスがさらに強化されています。
Microsoftのこの動きは、ユーザーの利便性を向上させるための継続的な努力の一環であり、PCとモバイルデバイスのシームレスな連携を目指した重要なステップとなります。
今後も、新しい機能や改善が期待されており、Windows 11の進化が楽しみです。
