大規模なサイバー攻撃の影響で一時停止していた「ニコニコ生放送」が、簡易版として復活します。
この新しいバージョンは「ニコニコ生放送(Re:仮)」(読み方:りかり)として登場し、2024年6月19日(水)の18時にリリースされます。
「ニコニコ生放送(Re:仮)」は、KADOKAWAグループが運営するニコニコの新たな試みの一つであり、前週にリリースされた「ニコニコ動画(Re:仮)」に続くものです。
「ニコニコ動画(Re:仮)」は、サービス停止に伴い、2008年に投稿された人気動画をランダムで視聴できる仮設サービスとして提供されていました。
新たな「ニコニコ生放送(Re:仮)」の概要
「ニコニコ生放送(Re:仮)」は、ライブ配信を中心としたサービスで、必要最低限の機能に絞って提供されます。
例えば、視聴やコメント投稿といった基本的な機能に限られており、サービス負荷を抑えつつもユーザーに楽しみを提供することが目的です。
リリース当初は、単一のチャンネルからスタートしますが、今後の計画として、ボカロやゲーム、音楽、2.5次元、VTuber、声優、スポーツ、ニュース報道など、様々なジャンルの過去に放送された公式番組が順次配信される予定です。
さらに、チャンネル数も段階的に増やしていくことが予告されています。
現在、「サイバー攻撃からのニコニコ復旧を見守る場所」というテーマで、YouTubeでの配信が行われています。
来週以降は、さらに多様なコンテンツが登場し、より多くのジャンルをカバーする予定です。
公式の番組ラインナップについては、今後の発表を待つことになります。
「ニコニコ生放送(Re:仮)」の開発背景
興味深いのは、「ニコニコ生放送(Re:仮)」が「ニコニコ動画(Re:仮)」と同じく、有志の開発チームによってわずか3日間で構築されたことです。
短期間でのシステム構築に取り組んだチームは、これまで以上にユーザーと共に楽しむ体験を提供したいと考えています。
ドワンゴからのコメントによれば、「ニコニコ生放送(Re:仮)」は、サービスを縮小した形で提供されますが、「みんなで一緒に見る」という共有体験を大切にし、従来の楽しみ方を継続して提供する場となることを目指しています。
終わりに
ニコニコが今回のサイバー攻撃に対して迅速に対応し、新たな形でサービスを復旧させたことは、多くのユーザーにとって大きな希望となるでしょう。
今後もニコニコが提供する様々なコンテンツを楽しみにしつつ、「ニコニコ生放送(Re:仮)」での共有体験を味わってみてください。
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