Mozillaは6月19日(米国時間)に、デスクトップ向け「Firefox」の最新バージョン、v127.0.1をリリースしました。
今回のアップデートはマイナーなものであり、主に以下の不具合の修正が行われています。
まず、Firefoxのプロフィールにプライマリパスワードを設定している場合、一部の操作によってセッションの復元機能が失われてしまう問題が解消されました。
これは、ユーザーがブラウジング中に誤って重要なセッションを失うリスクを軽減するための重要な修正です。
次に、アクセシビリティの設定の一つである「accessibility.monoaudio.enable」を有効にしている場合、Linux環境でオーディオの再生速度が通常よりも遅くなる問題が修正されました。
この設定は、音声をモノラルにすることで聴覚に障害を持つユーザーに配慮するものですが、このバグにより、Linuxユーザーは快適に音楽やビデオを楽しむことができませんでした。
さらに、Windows版の「Firefox」インストーラーにおいて、特定の条件下でインストールが完了しない問題も解決されました。
この問題は、「InetBgDl.dll」というファイルに対する依存関係に関連しており、一部のユーザーが新しいバージョンをインストールする際に困難を経験していました。
また、「Firefox」が特定のウェブサイトのCookieを誤って拒否するという問題も修正されました。
Cookieはウェブサイトの機能性を維持し、ユーザーの利便性を向上させるために重要な要素ですので、この修正は多くのユーザーにとって有益です。
なお、今回のバージョンでは、セキュリティに関する修正は含まれていないとのことです。
デスクトップ版「Firefox」は、Windows、Mac、Linuxなどの様々なプラットフォームに対応しているフリーソフトウェアです。
Mozillaのウェブサイトから無料でダウンロードでき、特にWindows版はWindows 10以降のバージョンに対応しています。
ユーザーからの寄付も歓迎されており、これにより今後も継続的な開発と改善が期待されます。
「Firefox」は、そのオープンソースの特性とユーザーのプライバシー保護に対する強いコミットメントで広く知られています。
最新のv127.0.1も、ユーザー体験の向上と問題解決に焦点を当てたバージョンとして、ブラウザの選択肢として引き続き強力な候補となるでしょう。
画像引用: Mozilla
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