2024年6月13日、X(旧Twitter)は「いいね」機能の仕様を変更し、「いいね欄」を非公開にしました。
この変更は、プライバシー保護の観点から行われ、これまで他のユーザーが誰のどのツイートに「いいね」を押したかを確認できた「いいね欄」が、完全に見えなくなりました。
これにより、「いいね」履歴は、本人以外は閲覧できない状態となりました。
この仕様変更は、SNSユーザーの間で大きな反響を呼び起こしました。
SNS上では賛否両論が飛び交い、特に「いいね欄」が好きだったという声が多く見られました。
あるユーザーは、「いいね欄はその人の人となりが垣間見えるところが趣があって好きだったのに」と、個人の趣味や考え方が感じられる「いいね欄」の魅力を語りました。
また、「いいね欄が見れなくなったら、その人となりが分からないやん!」と、他人の「いいね」から人となりを把握していたユーザーも少なくありません。
「ツイートあんましない人でも、いいね欄で生存確認できた」という意見もあり、特に投稿頻度が低いユーザーの活動確認に利用されていたようです。
このように、他ユーザーの「いいね欄」は、その人の性格や興味、活動状況を垣間見るための重要な手がかりとして親しまれていました。
そのため、「いいね欄」が非公開になることに対して、反対する声が上がるのも無理はありません。
Z世代に特化したクイックリサーチサービス「サークルアップ」を運営するRECCOO社が、Z世代200人を対象に「Xのいいね欄閉鎖」に関する調査を実施しました。
その結果、非公開になる前に約6割(59%)のZ世代ユーザーが他人の「いいね欄」を頻繁にチェックしていたことがわかりました。
また、同じく約6割(59%)が「いいね欄」を見ることで他人の人となりを把握していたと答えています。
これは、特にZ世代にとって「いいね欄」が他者を理解する重要な手段であったことを示しています。
「いいね欄」が非公開になった今、その代替として人となりを知る手がかりとして挙げられるのは「ポスト(ツイート)」「プロフィール」「アイコン」などです。
しかし、SNSを駆使するZ世代にとって、「いいね欄」は他の情報源に比べても、より個人的な関心や好みを反映したものであり、その閉鎖は大きな影響を及ぼしています。
この変更に対して、ユーザーの間では様々な反応が見られますが、「いいね欄」という他者の人格を垣間見ることができる機能がなくなることは、特にZ世代にとって大きな損失と感じているようです。
今後、SNSの運用やユーザーの行動にどのような変化が起こるか、注目が集まっています。
情報元
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