【CNN報道】アメリカの主要な新聞「ニューヨーク・タイムズ」の論説委員会は、2024年大統領選挙に向けた選挙戦からバイデン大統領に撤退するよう求めました。
これは、28日にCNNが主催した大統領選討論会で、バイデン大統領のパフォーマンスが低調だったことを受けてのことです。
論説委員会は、「昨晩の討論会で、かつて偉大な公僕であったバイデン氏の姿は見られなかった」と指摘しました。
さらに、「バイデン氏は2期目に達成したいことを明確に説明できず、対立候補であるトランプ氏の挑発にも苦労して応じていた」とも述べています。
トランプ氏の虚偽の発言や政策の失敗について問い詰める場面でも、バイデン氏はしっかりとした対応ができませんでした。
討論会中には、何度も発言を最後まで言い切れない場面が見受けられました。
論説委員会は、バイデン大統領が今できる最大の公共の奉仕は、「再選を目指す選挙戦を継続しない意向を表明すること」だと訴えました。
彼らは、民主党内にはトランプ氏に対抗できる「魅力的でエネルギッシュな指導者」が多数存在すると指摘しています。
また、論説委員会は、「有権者に、トランプ氏の欠点かバイデン氏の欠点のどちらかを選ばせることで、国の安定と安全が危険にさらされるのは避けるべきだ」と述べました。
さらに、「米国民がバイデン氏の年齢や弱さに目をつぶるのはあまりに大きな賭けだ」とも警鐘を鳴らしています。
その一方で、もしバイデン氏とトランプ氏のどちらかを選ばざるを得ない場合には、「明白な選択肢」としてバイデン氏を支持すると論説委員会は明言しています。
しかし、それでもバイデン氏が再選を目指さない方が国のためになるとの考えを強調しました。
このように、バイデン大統領の再選を巡る議論が活発化する中、ニューヨーク・タイムズの論説委員会による今回の要請が、今後の選挙戦にどのような影響を与えるかが注目されます。
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