2024年7月1日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、新型の基幹ロケット「H3」3号機の打ち上げに成功しました。
この打ち上げは、鹿児島県南種子町にある種子島宇宙センターから、正午の0時6分42秒に実施されました。
H3ロケットは、日本の宇宙開発を支える新たな主力ロケットとして設計されました。
今回の3号機は、地球観測衛星「だいち4号」を搭載し、高度約600キロの予定軌道に正確に投入することができました。
これにより、H3ロケットは2回連続で打ち上げに成功しました。
1号機の打ち上げは失敗に終わり、2号機では模擬衛星を搭載していました。
そのため、今回の打ち上げがH3ロケットにとって、初めての主衛星の軌道投入となりました。
「だいち4号」は、高性能なレーダーアンテナを搭載した地球観測衛星であり、夜間や悪天候の中でも地表を観測することが可能です。
この技術は、災害が発生した際の被害状況の把握や、地殻変動の観測により減災活動に大いに役立つと期待されています。
また、「だいち4号」の開発責任者を務めたのは、鹿児島市出身の有川善久プロジェクトマネージャです。
H3ロケットの成功は、日本の宇宙開発において重要なマイルストーンであり、今後の宇宙探査や衛星運用に大きな影響を与えることが期待されています。
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