2024年7月2日の東京外国為替市場では、円安が大きく進行しました。
これは、日米の金利差が再び注目された結果です。
具体的には、円相場は一時1ドル=161円70銭台まで下落し、1986年12月以来約37年半ぶりとなる円安水準を更新しました。
この日の動きの背景には、アメリカの長期金利の上昇があります。
金利差が広がると、日本の投資家は利回りが高いドルを求めるため、円を売ってドルを買う傾向が強まります。
その結果、円相場は一時1ドル=161円74銭まで値を下げました。
これは1986年12月以来、最も円が安くドルが高い水準となりました。
午後5時の時点での円相場は、前日と比べて63銭円安ドル高の1ドル=161円64~66銭となりました。
また、ユーロに対しても円安が進み、1日と比べて8銭円安ユーロ高の1ユーロ=173円24~28銭となりました。
ユーロはドルに対して1ユーロ=1.0717~19ドルの値をつけています。
市場関係者は、この動きについて「最近の日米の金利差を背景に、円が売られやすい状況が続いている」と述べています。
さらに、今夜にはアメリカの中央銀行であるFRB(連邦準備制度理事会)のパウエル議長がイベントで発言する予定があり、また、重要な雇用統計の発表も控えているため、市場はこれらの動向に強い関心を寄せています。
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