Google Pixel 6 初期化で“文鎮化”のリスク! 海外で報告多数、動作不良に注意を

Google Pixel 6 初期化で“文鎮化”のリスク! 海外で報告多数、動作不良に注意を

Googleのスマートフォン「Pixel」シリーズにおいて、特定の機種と条件下でファクトリーリセットを実行すると、端末が動作しなくなる「文鎮化」現象が発生するという報告が海外ユーザーから寄せられています。

この「文鎮化」とは、端末が全く反応しなくなる状態を指し、スマートフォンとしての機能を失うことを意味します。

この問題は、2023年6月下旬に「Pixel 6でこの問題を解決する方法を知っている人はいますか?」という投稿がGoogleの公式フォーラムに現れたことから明らかになりました。

投稿者によると、ファクトリーリセット(工場出荷時状態への初期化)を行った後、端末が再起動しなくなり、黒い画面にエラーメッセージが表示されるという状況が発生したとのことです。

この投稿には、同様の問題を経験したとする他のユーザーからの返信が相次ぎ、多くが似たような現象に見舞われていることが確認されました。

特に、問題が報告されたのはPixel 6、Pixel 6 Pro、Pixel 6aといった2021年から2022年に発売されたモデルです。

これらの機種は、最新のハードウェアを搭載していないため、最新のPixelシリーズで同様の問題が発生するかどうかは現時点では確認されていません。

公式フォーラムでは、Googleのエキスパートがこの問題を開発チームにエスカレーション(上申)し、既知の問題として調査中であることを報告しています。

また、投稿されたスクリーンショットからは、初期化の処理中に「Wiping data」(データの消去)が失敗していることがわかります。

さらに、最近の報告では、問題がOSの最新バージョンに関連している可能性が指摘されています。

具体的には、「(OSアップデートの)ベータ版に参加しているか」という質問に対して、多くのユーザーが「していない」と答え、「最新のOTA(Over-The-Air)アップデートを行っただけ」と述べています。

これにより、OSの最新バージョンが問題の一因である可能性が示唆されています。

日本国内では、過去一週間以内に数件のX(旧Twitter)ユーザーが同様の問題を報告していますが、これが広範な影響を及ぼしているかどうかは不明です。

現時点では、問題が主に海外で発生しているようですが、国内のPixel 6シリーズユーザーもファクトリーリセットを行う際には十分な注意が必要です。

今後もこの問題については、Googleからの公式な対応やアップデートが期待されますが、該当するPixel 6シリーズのユーザーは、初期化の前に最新情報を確認し、リスクを十分に理解した上で慎重に行動することが重要です。

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