Googleの次期スマートフォン「Pixel 9」シリーズには、AI機能群「Google AI」が搭載されることが報じられました。
この情報は、Android Authorityが「Google内部の情報提供者」から得たもので、Googleが8月13日（米国時間）に予定している発表イベントでPixel 9を正式に披露する見込みです。
Googleの広報担当者は、この記事に対するコメントを求められましたが、すぐに回答は得られませんでした。
Pixel 9シリーズに期待されるGoogle AIの新機能
この報道によると、Pixel 9シリーズに搭載されるGoogle AIは、すでに多くのユーザーに利用されているAI機能「Gemini」や他の既存のAIツールと、新しい革新的な機能を組み合わせたものになるとのことです。
特に注目される新機能には、「Add Me」と呼ばれる機能があります。
この機能は、グループ写真を撮る際に、写真の全員がフレームに収まるように自動で調整してくれるものです。
さらに、「Studio」という機能も搭載される予定です。
これは、写真やステッカー作成を支援するクリエイティブアシスタント機能で、ユーザーが撮影した画像や作成したデザインに対して、AIがさまざまな提案を行ってくれるというものです。
「Pixel Screenshots」と「Recall」の比較
また、報道では「Pixel Screenshots」という新機能にも触れています。
これは、Microsoftの物議を醸した「Recall」機能に似たもので、デバイス上のアクティビティを記録し、後で簡単に検索できるようにする機能です。
しかし、MicrosoftのRecallは、定期的に自動でスクリーンショットを撮影するのに対し、Pixel Screenshotsはユーザーが手動で撮影したスクリーンショットをAIが分析し、後で検索可能なメタデータを追加する形式をとっています。
Recall機能は、PC上でのアクティビティを第三者が閲覧できる可能性があるというプライバシーの懸念から、多くの批判を受けました。
これに対してGoogleのPixel Screenshotsは、プライバシーを重視しており、ユーザーが必要に応じて機能を無効にすることができるとされています。
Google AIとApple Intelligenceの競合
Google AIの新機能が正式に発表されれば、それはAppleの「Apple Intelligence」と直接競合することになります。
Apple Intelligenceは、iOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoiaといった新しいオペレーティングシステムにベータ版として今秋提供される予定です。
これにより、スマートフォンやPC市場において、GoogleとAppleの間でAI技術の競争がさらに激化することが予想されます。
このように、GoogleのPixel 9シリーズには、最新のAI技術を駆使した多くの革新的な機能が搭載される見込みです。
これがどのようにユーザーの体験を向上させ、日常の生活をより便利にするのか、非常に楽しみです。
