Googleは、これまで「Google One」の有料メンバーシッププランで提供していた「ダークウェブ レポート」を、すべてのGoogleアカウント所有者に無料で提供することを発表しました。
この変更により、7月下旬以降、どなたでも自身の個人情報がダークウェブ上で取引されているかどうかを簡単に確認できるようになります。
「ダークウェブ レポート」とは?
「ダークウェブ レポート」は、ユーザーの個人情報がダークウェブで売買されているかを調査する機能です。
例えば、名前、住所、電話番号、メールアドレス、Social Security Number(SSN)、ユーザー名、パスワードなどの情報がダークウェブに流出しているかどうかをチェックします。
この情報をもとに、もし漏えいが確認された場合、Googleはそのユーザーに対して個人情報を保護するための具体的なアクションを示したレポートをメールで通知します。
これにより、ユーザーは迅速に対策を講じ、個人情報の保護を強化することができます。
新機能との統合と提供エリアの拡大
2024年7月下旬から、「ダークウェブ レポート」は「あなたに関する検索結果」という新ツールと統合され、リニューアルされます。
この新ツールは、Googleの検索結果から自分の連絡先情報が含まれているものを探し出し、必要に応じて削除する機能を提供します。
これにより、ユーザーは自身の個人情報がネット上でどのように表示されているかを管理し、不要な情報が広まるのを防ぐことができます。
「ダークウェブ レポート」および「あなたに関する検索結果」は、日本を含む46の国と地域でGoogleアカウントを持つすべてのユーザーに対して提供されます。
これにより、より多くのユーザーが個人情報の保護にアクセスできるようになり、オンライン上でのセキュリティを強化するためのツールが広く利用可能になります。
Googleのこの動きは、個人情報の保護に対する重要性を再認識させ、ユーザーが自身のデータを安全に管理するための支援を提供するものです。
今後もGoogleは、ユーザーのプライバシー保護に向けた新しい機能を開発し続けていくことが期待されます。
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