iPhone 16、Face IDに大幅な変更の可能性あり

今年後半に登場予定のiPhone 16シリーズにおいて、Face IDシステムに関連した「変更」がある可能性が浮上しています。

この情報は、サプライチェーンに詳しい台湾の経済媒体「DigiTimes」が報じており、MacRumorsが伝えています。

この報道の出発点となったのは、6週間前に英国の新聞「The Telegraph」が掲載した記事です。

その記事によれば、Face IDの部品サプライヤーであるCoherentが、Appleと見られる大口顧客との供給契約を失ったため、イングランドの小さな町ニュートン・エイクリフにある製造施設の売却または用途変更を検討しているというのです。

また、AppleがiPhone 16シリーズでFace IDシステムを「一新する」予定であるとも伝えられています。

ただし、AppleがiPhone 16シリーズのFace IDシステムにどのような変更を計画しているのか、具体的な内容については現時点で不明です。

一部の初期の噂、特に韓国経済誌The Elecの報道では、iPhone 16 Proモデルにディスプレイ下にFace IDシステムを搭載する可能性が示唆されていました。

現在市場には、インカメラを画面下に埋め込むUDC（アンダーディスプレイカメラ）技術を使ったスマホが既に存在し、ノッチやパンチホールのないデザインを実現しています。

もしiPhoneも同様の技術を採用し、Face IDをディスプレイ下に配置できれば、ユーザー体験が大幅に向上するでしょう。

しかし、ディスプレイ業界の信頼できる情報源であるRoss Young氏は、以前は「2024年にアンダーディスプレイFace ID搭載iPhone登場説」を支持していたものの、その後、この技術の導入は2025年以降に延期される可能性が高いと述べています。

したがって、iPhone 16シリーズにおけるFace IDの変更が、具体的にどのような形で現れるのかは依然として不透明です。

認証速度の向上などの目に見える改善があるかどうかも現時点ではわかりません。

Appleは新世代のiPhoneで内部部品の定期的な変更を行うことが多いですが、これが必ずしも新機能や明確な利点に結びつくわけではありません。

これまでの情報から、iPhone 16シリーズに何らかのFace ID関連の変更が加えられる可能性は十分にありそうですが、詳細についてはさらなる続報が待たれます。

iPhone 16シリーズは、2024年9月以降にリリースされる見通しです。

今後の発表に注目し、Appleがどのような新機能や改良を加えるのか、期待を持って見守りましょう。

source: Yahoo!ニュース – 塚本直樹 image: Apple