愛媛県松山城「城山」で大規模土砂崩れ発生、木造住宅巻き込まれ3人行方不明 – 7月の総雨量に匹敵する豪雨が原因

愛媛県松山城「城山」で大規模土砂崩れ発生、木造住宅巻き込まれ3人行方不明 – 7月の総雨量に匹敵する豪雨が原因

愛媛県松山市の中心部に位置する城山で、7月12日の明け方に大規模な土砂崩れが発生しました。

この土砂崩れにより、山の麓にあった住宅が巻き込まれ、住人3人が逃げ遅れていると見られています。

現在、現場では状況の確認と捜索活動が進められています。

目撃者の証言によると、土砂崩れは少なくとも3回発生し、幅約50メートル、高さ100メートルにわたって山の斜面が崩れました。

崩れた土砂は麓にあった木造住宅を直撃し、その住宅は完全に押しつぶされました。

土砂は周囲の住宅やマンションの敷地にも流れ込み、一部ではガス漏れの情報も報告されています。

そのため、周辺の住民たちは避難を余儀なくされました。

現場近くに住む大学生たちも、その瞬間の恐怖を語っています。

彼らは最初、強い風が吹いたのかと思ったものの、外に出てみると土砂崩れの音だったと気づきました。

一人の学生は、「家が丸々流れてきた」と話し、自宅の前まで流れてきた土砂に驚きと恐怖を感じたと言います。

逃げ遅れたと見られているのは、崩壊した住宅に住む80代の夫婦と40~50代の息子の3人です。

消防隊が彼らの捜索と状況の確認にあたっています。

この地域では10日から雨が降り始め、12日午前7時までに213.0ミリの降水量を記録しました。

この数値は、7月の平均総雨量に相当します。

最近の豪雨により、土砂崩れのリスクが高まっていたことが考えられます。

松山市はこの土砂崩れを受け、周辺の清水地区に対して最も警戒レベルの高い緊急安全確保を発出しました。

現場一帯は土砂災害警戒区域に指定されており、松山市は住民に対してすぐに安全な場所に避難し、命を守る行動を取るよう強く呼びかけています。

現在、避難所も開設され、付近の住民たちはマイクロバスで避難所に運ばれるなどの対応が行われています。

source: テレビ愛媛 image: 読売新聞オンライン


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