2024年7月12日、KADOKAWAは大規模なサイバー攻撃に関する詳細を発表しました。
この攻撃により、従業員や一部取引先の情報が漏えいし、その情報がSNSなどで拡散される事態が発生しました。
特に悪質な情報拡散の事例が473件にのぼることが明らかになりました。
KADOKAWAによると、これらの悪質な情報拡散については、現在削除要請および情報開示請求を進めており、特に悪質性の高いケースに対しては法的措置を取る方針です。
具体的には、ドワンゴに関する情報のうち、X(旧Twitter)上でのものが133件、ネット掲示板「5ちゃんねる」上のものが237件、まとめサイト上のものが26件、チャットツール「Discord」やその他のものが24件となっています。
また、角川ドワンゴ学園に関する情報のうち、X上でのものが8件、5ちゃんねる上のものが41件、まとめサイト上のものが1件、その他が3件となっています。
これらのうちいくつかの投稿は要請に応じて削除されましたが、KADOKAWAは「悪質性の高い情報拡散者に対しては、証拠保全の上、削除済みの書き込みも含めて刑事告訴・刑事告発などの法的措置に向けた作業を進行中」と述べています。
KADOKAWAグループに対するサイバー攻撃は、2024年6月28日に攻撃者とみられるハッカー集団がダークウェブ上で一部情報を公開したことに端を発しています。
以降、SNS上ではダークウェブから取得したと思われる情報を拡散する投稿が相次いでいました。
KADOKAWAとドワンゴは一連の投稿に対して拡散を控えるよう呼びかけていましたが、悪質な投稿に対しては刑事告訴する方針も示していました。
今回のサイバー攻撃により、KADOKAWAは企業としての情報セキュリティの重要性を再認識し、今後の対策を強化していく必要性を感じています。
また、情報漏えいの被害を受けた従業員や取引先に対しても適切な対応を行うことで、信頼回復に努めています。
source: ITmedia
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