ニコニコ、システム復旧見込み近いと発表-パブリッククラウド移行へ

ニコニコ、システム復旧見込み近いと発表-パブリッククラウド移行へ

ドワンゴが運営する「ニコニコ動画」は、サイバー攻撃を受けてサービスを一時的に縮小していましたが、7月12日に公式X(旧Twitter)アカウントで復旧作業の進捗状況を発表しました。

同社によると、現在のところ作業は順調に進んでおり、「近いうちに復旧の見通しをお伝えできる見込み」とのことです。

復旧プロセスは次のように段階を踏んで進められています。

まず(1)安全な環境を構築してサーバを配置し、無事なデータを一つ一つ救出することから始めます。

次に(2)無事なデータの確認とシステム再構築のプランニングを行い、その後(3)システム再構築に移ります。

そして、(4)サービスの動作確認およびサービス間の連携の検証を行うという流れです。

7月12日の時点で、ドワンゴは復旧プロセスのうち(2)までを完了し、現在は(3)のシステム再構築の段階に入っています。

(2)の過程で、ニコニコ動画の動画データやコメント、課金履歴、イラスト共有サイト「ニコニコ静画」のイラストデータなど、復旧に必要な情報が無事であることも確認されました。

これらのデータはランサムウェアによる暗号化を免れていたか、バックアップにデータが残っていたため、無事でした。

今後の計画として、ドワンゴはこれまでプライベートクラウドで動かしていたシステムをパブリッククラウドへ移行する予定です。

その後、動作確認やテスト、セキュリティチェックを行い、最終的にサービスの再開を目指します。

以上がドワンゴの発表内容の概要であり、同社は今後も引き続き復旧作業を進めていくとのことです。

ユーザーにとっても、この復旧作業の進捗は注目されるところであり、サービスの完全再開が待ち望まれています。

image: X(@nico_nico_info)


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