グーグル、米セキュリティー企業ウィズを3.6兆円で買収か

グーグル、米セキュリティー企業ウィズを3.6兆円で買収か

2024年7月14日、米国のテクノロジー大手グーグルの親会社であるアルファベットが、米国の新興サイバーセキュリティ企業「ウィズ(Wiz)」の買収に向けて動いていることが明らかになりました。

このニュースは、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によって報じられ、買収総額は約230億ドル(約3兆6000億円)に達すると伝えられています。この金額は、アルファベットが過去に行った買収の中で最大規模のものとなります。以前、アルファベットが2012年に通信機器大手モトローラ・モビリティを125億ドル(約2兆円)で買収した際の金額を大きく上回ります。

ウィズは2020年に創業された新興企業で、本社をニューヨークに構えています。この企業は、クラウドサービス向けのセキュリティ製品を提供しており、その技術とサービスは高く評価されています。ウィズは、グーグルだけでなく、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)やマイクロソフト(MS)など、主要なクラウド事業者とも提携しており、幅広い顧客基盤を持っています。

アルファベットとウィズの買収交渉は最終段階に入っており、近く正式に合意に至る可能性が高いと見られています。この買収が実現すれば、アルファベットはクラウドサービスのセキュリティ分野でさらに強固な地位を築くことが期待されます。

このような大規模な買収は、テクノロジー業界全体に大きな影響を与えることが予想されます。特に、クラウドサービスの利用が急速に拡大する中で、セキュリティの重要性はますます高まっています。アルファベットがウィズを買収することで、より高度なセキュリティソリューションを提供し、競合他社との差別化を図る狙いがあると考えられます。

今回の買収案件は、テクノロジー業界の動向や市場の変化に敏感な投資家や企業にとって、非常に注目される出来事となるでしょう。今後の動向に注目が集まります。

source: 時事ドットコム image: Circular Economy Hub


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