2024年にGoogleが発売を予定している次期スマートフォン「Pixel 9」シリーズの全4モデルの写真が、台湾の規制当局に提出された書類から明らかになりました。Googleは2024年8月14日の2時から、「Made by Google」というイベントを開催し、Pixelシリーズの新製品を発表する予定です。このイベントでは、Google純正スマートフォンのPixel 9シリーズや、Pixel Watch 3などが発表されると予想されています。
Pixel 9については、さまざまなリーク情報が飛び交っています。特に注目されているのは、ミドルレンジモデルの「Pixel 9」、ハイエンドモデルの「Pixel 9 Pro」、さらにディスプレイが大きな「Pixel 9 Pro XL」という3つのモデルがラインナップに加わるという噂です。また、Pixel 9シリーズには超音波指紋センサーが搭載されるとの情報や、テキストメッセージやSOS発信を衛星接続で送信できるようになるとの噂もあります。
Pixel 9シリーズは、販売前に各国の規制当局から認可を受ける必要があります。台湾の通信機器関連の規制当局である国家通信委員会(NCC)にGoogleが提出した申請データには、Pixel 9シリーズの全4モデルのサイズ、重量、バッテリー寿命、充電速度などを測定したデータや、端末内部を確認するために分解して撮影した写真が含まれています。これらの申請書類に添付されている写真では、Googleのロゴがわからないように手が加えられています。
NCCに提出された書類によると、Pixel 9とPixel 9 Proのバッテリー容量は4558mAhで、Pixel 9 Pro XLのバッテリー容量は4942mAhです。Pixel 9はPixel 8からバッテリー容量がわずかに増加していますが、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLのバッテリー容量にはほとんど変化がありません。ただし、Pixel 9 ProとPixel 9 Pro XLは最大約33Wの急速充電に対応しており、Pixel 8シリーズの約27Wからのアップグレードが見られます。
また、Pixel 9 Foldについても興味深い情報があります。Ars Technicaは「自撮りカメラは端末の角にあり、ベゼルは細くなり、折り目も小さくなったように見える。注目すべきことは、Pixel 9 Foldは完全に平らに置くことができるという点で、以前のモデルでは不可能だった」と報じています。なお、Pixel 9 Foldのバッテリー容量は4560mAhで、前モデルの4727mAhからわずかに減少しているようです。ディスプレイが2つ搭載されている折りたたみスマートフォンではバッテリー寿命が問題になるため、このバッテリー容量の減少は懸念されるポイントです。
さらに、Pixel 9シリーズのすべてのモデルが次世代無線通信規格のThreadをサポートしており、ベースモデルのPixel 9以外のモデルは超広帯域無線通信(UWB)をサポートしていることも明らかになっています。加えて、すべてのモデルにGoogle製の真っ白な45W充電器が付属しているようです。
最後に、Pixel 9 Proでは16GBのメモリ(RAM)が搭載されると噂されていますが、RAMなどの内部仕様についてはNCCへの提出書類からは明らかになっていません。このように、Pixel 9シリーズについては多くの情報が出回っており、その全貌が明らかになる「Made by Google」イベントに期待が高まっています。
source: Gigazine
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