Microsoftは7月17日（現地時間）、すべての対応デバイスを持つユーザー向けに「Windows 11 2023 Update」（バージョン 23H2）の広範な展開を開始することを発表しました。従来、2024年2月時点では、ユーザーが「Windows Update」設定ページで［利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する］というチェックボックスをONにして、手動でアップデートをチェックする必要がありましたが、今回のアップデートによりその手間が不要となります。
「バージョン 23H2」へのアップグレードを行うには、まず「設定」アプリを開き、［Windows Update］ページに進んで［更新プログラムのチェック］ボタンを押します。システム要件を満たし、セーフガードが適用されていないHome/Proエディションのデバイスであれば、「バージョン 23H2」のダウンロードがバックグラウンドで自動的に行われます。
OSの再起動が必要なタイミングはユーザーがコントロールできるため、作業が中断されたり、編集中のデータが消失するのを避けるために、都合の良いタイミングで手動で再起動を行うか、作業を行わない時間帯に再起動をスケジュールすることが推奨されます。
特にHome/Proエディションの「Windows 11 バージョン 22H2」を使用しているユーザーは注意が必要です。これは米国時間の10月8日にサービス終了を迎えるため、できるだけ早い段階でのアップグレードが推奨されます。
なお、アップグレード時に不具合が確認されているデバイスに対しては、安全のため「セーフガード」が適用され、問題が解決されるまで「Windows 11 バージョン 23H2」は提供されません。ただし、執筆時点ではセーフガードが適用されている問題は確認されていないようです。
source: Microsoft
