米メタ・プラットフォームズは、サングラスの有名ブランド「レイバン」を展開するフランスのエシロールルックスオティカの少数株式取得について交渉中です。フェイスブックの親会社であるメタは、スマートグラス(眼鏡型端末)の開発に注力しており、エシロールルックスオティカとの提携を強化するために、同社株式の最大5%を取得することを検討しています。
協議に詳しい複数の関係者によると、メタはエシロールルックスオティカの株式の最大5%を取得する方向で話を進めており、この5%の株式は現在の市場価格で約45億ユーロ(約7700億円)と評価されています。しかし、この投資が実現するかどうかはまだ確定していません。
この件についてメタの広報担当者にコメントを求めましたが、現時点では返答は得られていません。エシロールルックスオティカの広報担当者も同様にコメントを控えています。両社の協議に関しては、英国のフィナンシャル・タイムズ(FT)が最初に報じました。
エシロールルックスオティカに資本参加することで、メタは世界最大の眼鏡企業との提携を一層強化しようとしています。メタをはじめとする大手テクノロジー企業は、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)の技術を活用し、ユーザーの関心を引き続き維持することに努めています。例えば、米国のスナップは何年も前から複合現実(MR)眼鏡の実験を行っており、米国のアップルは今年、MRヘッドセット「Vision Pro(ビジョン・プロ)」を発売しました。しかし、これらの先進的なテクノロジーがすぐに広く受け入れられるわけではありません。
エシロールルックスオティカの株価は、パリ時間の7月18日午後3時15分現在で前日比4.6%高となっています。
source: Bloomberg image: CoinPost
NNU - ネオネットワーク連合をもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。