ファッションセンターしまむらの創業者である島村恒俊さんが、7月13日に老衰のため亡くなりました。享年98歳でした。通夜と葬儀は近親者のみで執り行われ、後日お別れの会が予定されています。
島村恒俊さんの家族は、埼玉県小川町で代々呉服販売の個人商店を営んできました。1953年、恒俊さんはこの家業を株式会社に組織変更し、「島村呉服店」を設立しました。この際、呉服の取り扱いに加え、当時消費が急増していた既製服や生地、仕立ての取り扱いも開始しました。1960年代以降、恒俊さんはチェーン化理論を取り入れ、全国に店舗を展開する戦略を進めました。そして、1972年に社名を「しまむら」に変更しました。
現在、しまむらは「ファッションセンターしまむら」を中心に、「アベイル」など計5つの業態で国内に2185店舗、台湾に43店舗を展開しています(2023年5月20日時点)。2024年2月期の売上高は前期比3.1%増の6350億円、営業利益は同3.8%増の553億円となっており、ファッション専業ではファーストリテイリングに次いで国内2位の規模を誇っています。
image: 東洋経済オンライン
NNU - ネオネットワーク連合をもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。