イーロン・マスクがバイデン撤退後に自身のXプロフィールを「レーザーアイ」に変更

イーロン・マスクがバイデン撤退後に自身のXプロフィールを「レーザーアイ」に変更

テスラのCEOであるイーロン・マスク氏は、最近の一連の出来事に対して興味深い反応を見せました。ジョー・バイデン米大統領が次の大統領選挙への出馬を辞退することを発表した後、マスク氏は自身のX(旧ツイッター)アカウントのプロフィール写真を「レーザーアイ」に変更しました。この「レーザーアイ」とは、目からレーザー光線を出しているように加工された画像で、特に暗号資産、特にビットコイン(BTC)への支持を示すミームとして知られています。2021年頃の強気相場では、多くの著名人がこのミームを使用していました。

ビットコインを大量に保有する上場企業MicroStrategyのマイケル・セイラー氏や、米上院議員シンシア・ルミス氏、資産運用会社フランクリン・テンプルトンなど、多くの著名人や機関がこの「レーザーアイ」を採用してきました。22日には、バイデン大統領の大統領選辞退が報じられる中で、仮想通貨支持を打ち出しているドナルド・トランプ前大統領が次期大統領候補としてますます優勢となっていることが伝えられました。

マスク氏はトランプ氏が13日にペンシルベニア州での選挙集会中に銃撃され負傷して以来、X上で度々トランプ氏への支持を示唆する投稿を行っています。このような支持の動きはシリコンバレー全体にも広がっており、パランティア・テクノロジーズの共同創業者ジョー・ロンズデール氏や、米暗号資産取引所ジェミナイを運営するウィンクルボス兄弟もトランプ氏を支援するスーパー政治活動委員会(PAC)「アメリカPAC」への大口寄付者として名を連ねています。

政権交代が起これば、米証券取引委員会(SEC)の主要メンバーも変更となり、現在過剰規制と指摘される仮想通貨ビジネスの運営がより容易になるとの見方もあります。ロンズデール氏は以前、AI(人工知能)と暗号技術の融合が両業界にとって有益であり、ビットコイン、イーサリアム、ソラナが利益を得る可能性が高いと指摘しました。

マスク氏自身もこれまでにビットコイン(テスラを通して)、イーサリアム(2021年7月)、そして大量のドージコイン(SpaceXを通して)を所有していると表明しています。現在、ブロックチェーン技術を利用した分散型予測市場プラットフォームPolymarketによれば、ドナルド・トランプ前米大統領が今回の大統領選挙で勝利する可能性は64%と予測されています。一方で、ジョー・バイデン大統領が後任として指名したカマラ・ハリス副大統領の勝利の見通しは30%となっています。

22日現在、Polymarketでの米国大統領選挙関連の賭けの規模は3.1億ドル(約500億円)に達しています。ニューヨークポストは、ドナルド・トランプ前大統領が今年11月の大統領選挙で当選すれば、ブラックロックCEOのラリー・フィンクを次期財務長官に任命する可能性があると報じました。ブラックロックはビットコインETFの主要な発行会社の一つであり、トランプ前大統領がフィンクCEOを尊敬していること、過去にトランプ在任期間中に経済諮問委員を務めたことが背景にあります。

さらに、ウォール・ストリート・ジャーナル紙(WSJ)は、イーロン・マスク氏がトランプ前大統領を支援するPACに毎月4500万ドル(約71億円)を献金すると報じましたが、これについてマスク氏は直接言及せず、「フェイク・ニュース」という言葉を含むミーム(ジョーク)画像を投稿しました。

このように、マスク氏の行動や発言は一貫してトランプ氏への支持と仮想通貨への関心を示しており、今後の動向が注目されています。

source: CoinPost


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