Intel、デスクトップ向けプロセッサの不安定性問題を解決するパッチを提供開始

Intel、デスクトップ向けプロセッサの不安定性問題を解決するパッチを提供開始

Intelは、コミュニティサイトで、第13世代および第14世代のデスクトップ向けCoreプロセッサの不安定性の原因を特定し、これを修正するパッチを開発したと発表しました。パッチは2024年8月中旬までに配布される予定です。

これらのプロセッサに関する問題は、2022年から報告されており、特にPCでのゲームプレイ中にクラッシュし、BSoD(ブルースクリーン・オブ・デス)状態になることが多いとされています。第13世代のCoreプロセッサは2022年10月に発売され、第14世代は2023年10月に市場に投入されました。

Intelの従業員であるトマス・ハンナフォード氏によると、一部の第13世代および第14世代デスクトッププロセッサにおいて、動作電圧の上昇が不安定性の原因であることが判明しました。返品されたプロセッサを詳細に分析した結果、マイクロコードアルゴリズムが誤った電圧要求をプロセッサに送信していたため、動作電圧が不必要に上昇し、それがクラッシュを引き起こしていたことが分かりました。

Intelが開発したパッチは、マザーボードのOEMによるBIOSアップデートとWindowsのアップデートを通じてユーザーに提供される予定です。これにより、動作電圧の問題が修正され、プロセッサの安定性が向上すると期待されています。

ハンナフォード氏は、この問題が発生しているユーザーに対して、引き続きカスタマーサポートに連絡するよう呼び掛けています。Intelは、ユーザーの問題解決に全力を尽くすとともに、今後も高品質なプロセッサを提供するための取り組みを続けると約束しています。

image: The Motley Fool.


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