パリ五輪:鏡優翔が日本女子初の76キロ級金メダル獲得!日本レスリング女子全6階級でメダル達成

パリ五輪:鏡優翔が日本女子初の76キロ級金メダル獲得!日本レスリング女子全6階級でメダル達成

2024年8月11日(日)、パリ2024オリンピック競技大会の女子フリースタイル76キロ級決勝がシャン・ド・マルス・アリーナで行われました。この試合で、日本代表の鏡優翔選手(22歳、サントリー所属)は、アメリカのケネディ・アレクシス・ブレイズ選手を見事に破り、日本女子レスリング史上初の最重量級での金メダルを獲得するという快挙を達成しました。

鏡選手は、日本時間8月10日に行われた1回戦から順調に勝ち進みました。準々決勝でも安定した戦いを見せ、準決勝ではコロンビア代表選手と対戦しました。準決勝では、試合の前半にリードを許す場面がありましたが、後半には彼女の得意技である鋭いタックルで4点を奪い、4-2の逆転勝利を収めて決勝進出を果たしました。

これまで日本女子レスリングの最重量級では、浜口京子さんが2004年のアテネ大会と2008年の北京大会で銅メダルを獲得していましたが、決勝進出は史上初の快挙でした。

決勝戦では、序盤から鏡選手がプレッシャーをかけ、アクティビティタイムで1点を先取しました。しかし、すぐに相手に1点を返され、1-1の同点で第一ピリオドを終了しました。第二ピリオドに入ってからは、両者の激しい攻防が続く中、鏡選手が見事なタックルで2点を追加し、そのまま3-1で勝利を収めました。

これにより、鏡選手は日本女子レスリングにおいて初の最重量級金メダルを獲得し、日本レスリング界に新たな歴史を刻みました。

また、パリオリンピックの女子レスリング全6階級で日本代表選手たちは次のような成績を収めました。須﨑優衣選手が女子フリースタイル50kg級で銅メダルを獲得し、藤波朱理選手が53kg級で金メダル、櫻井つぐみ選手が57kg級で金メダル、元木咲良選手が62kg級で金メダルを獲得しました。さらに、尾﨑野乃香選手が68kg級で銅メダル、そして鏡優翔選手が76kg級で金メダルを獲得するなど、日本女子レスリングチームは全6階級でメダルを獲得する素晴らしい成果を挙げました。

鏡優翔選手は山形県出身で、小学1年生のときに栃木サンダーキッズでレスリングを始めました。中学3年生のときに上京し、JOCエリートアカデミーに入校。その後、帝京高校で全国高校総体を3連覇し、東洋大学を経て、今年4月からサントリーに入社しました。高校2年生だった2018年に全日本選手権を初制覇し、昨年の世界選手権では日本勢として20年ぶりに女子最重量級での優勝を果たし、パリ五輪代表に内定していました。

このように、鏡選手は長年の努力と成果を重ね、ついにパリオリンピックで金メダルという最高の栄誉を手にしました。彼女の偉業は、今後も多くの人々に記憶されることでしょう。

source: テレ東スポーツ image: スポニチ


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