Meta Questストア、App Lab廃止へ – 既存アプリは公式ストアに移行、アーリーアクセスタグ新設

Meta Questストア、App Lab廃止へ – 既存アプリは公式ストアに移行、アーリーアクセスタグ新設

Meta社は、2024年8月5日からMeta Questストアのカテゴリ「App Lab」を廃止すると発表しました。

「App Lab」は、Meta Questシリーズ向けのストア外アプリ配信システムとして、多くの開発者に利用されてきましたが、今後は「App Lab」で配信されているすべてのアプリがMeta Quest公式アプリストアである「Meta Horizonストア」に移行されます。

これにより、これまで「App Lab」でしか見つからなかったアプリが、一般ユーザーにも発見されやすくなることが期待されています。

「App Lab」は、公式ストアに比べて審査基準が緩やかで、多くのアプリが配信されている一方、公式ストアからのプロモーションを受けられなかったり、正式なストアのコンテンツではないという警告文が表示されたりするデメリットがありました。

しかし、5月には公式ストアに「App Lab」のタグが導入され、実験的・開発中のアプリを試せるようになっていました。

今後は、「App Lab」から移行するアプリや新たに掲載されるアプリに対して、開発者や企業は「アーリーアクセス」タグを設定することが可能になります。

このタグは、ユーザーに対してアプリがまだ開発中であることを示すもので、一度タグを無効化すると再設定はできないとされています。

タグの詳細な運用方法については、現時点では明らかにされていません。

Meta Quest公式ストアで配信されるアプリは、Meta社の「Virtual Reality Checks(VRチェック)」と呼ばれる規約に適合する必要があります。

例えば、「Virtual Desktop」のようなPC接続を前提とするアプリについては、「立体視、ヘッドトラッキング、没入型コンテンツをストリーミングするアプリは、Meta社が明示的に承認しない限り、ユーザーが物理的にアクセスできるローカルPCにのみアクセスできる」という制限が設けられています。

この移行により、ユーザーは公式ストアでより多くのアプリを簡単に見つけることができるようになり、開発者にとっても広範なユーザー層にアプローチするチャンスが増えることが期待されます。

Meta社は、今回の変更を通じて、より豊かで多様なVRコンテンツの提供を目指しています。

source: MoguLive image: Wired


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